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「ボンキング」と「ファットアダプテーション

ご無沙汰しております。 「副店長」です。

久々の投稿は「ボンキング(Bonking)」について!

ボンキングとはエネルギーが枯渇して、無力感を感じる状態をあらわす言葉で、英語圏では一般的に使われている表現です*

 

ロングレースだけでなく、様々な場面で感じる

 

「エネルギーの枯渇」

 

「ハンガーノック」や「シャリバテ」など、様々な言葉で表現されていますが、それぞれの症状が固有のものであったとしても

要するに

「枯渇」=「ボンキング」

 

であることは共通していると思います。

 

前に説明したとおり、どんな人でも体脂肪として多くのエネルギーを蓄積できているはずなのに、どうして「ボンキング(枯渇)」が起こるのでしょうか?

 

実際に身体の中では以下のことが起こります:

運動 = エネルギー消費

血中ブドウ糖レベルの減少 → 「枯渇」

グリコーゲンの分解 → 「枯渇」

エネルギー補給

ボンキング(枯渇)」

普段から脂質をエネルギーに変える能力をつけていない人の場合、上記のようにグリコーゲンが枯渇したあと、エネルギー補給と「ボンキング(枯渇)」のループを繰り返すしかありません。

「FAT ADAPTATION」を普段から行うことで、以下のような代謝能力をつけることができ、安定したエネルギーの供給を続けることができるようになります。

運動 = エネルギー消費

血中ブドウ糖の減少 → 「枯渇」

グリコーゲンの分解 → 「枯渇」

脂肪の分解 → ケトン体の供給

**

眠気や無力感など、「ボンキング」の典型的な症状は「脳」が利用するエネルギーが減少してきて、脳の活性が落ちることで得られる感覚だと言われています。

一般的な知識として:

「脳のエネルギーはブドウ糖からしか得ることができない」

と言われてきましたが、実際には以下の研究データのように、脳のエネルギーの多くは「ブドウ糖以外からも得ることができる」事がわかってきています。

その「ブドウ糖以外のエネルギー」とは:

「ケトン体」

=体脂肪が分解されて出来る物質

 

普段の食事を変えることで、安定したエネルギーを脳に届けることが出来るようになることで:

普段の仕事も、長時間の運動でも、「ボンキング」を予防することができ、高いパフォーマンスを継続できるようになります。

 

「FAT ADAPTATION」は仕事の効率も向上してくれるかもしれません。

 

 

FAT ADAPTATION の実践

Fat Adaptationを実際に始める上で最も重要な事は:
 FAT ADAPTATION
「十分な時間をかける」 事
  FAT ADAPTATION
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長い時間をかけて現在のエネルギー代謝にアダプト(順応)しているので、焦って急激な食事の変化をつけてしまうと様々な形で体に負担がかかってしまう場合があります。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION

マラソンのトレーニングも同じですが、計画を立てて体の順応レベルに合わせていかないと、「怪我」をしてしまい、思い通りの結果が得られません。

  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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Fat Adaptationの「入り口」の鍵となるのは:
  FAT ADAPTATION
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  FAT ADAPTATION
「インスリン」
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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インスリンは血糖値の状態に限らず、様々な状況によって分泌量がかわり、このインスリンの血中濃度が高い状態だと、脂質代謝が優位に行われにくくなります。
  FAT ADAPTATION
図はインスリンの血中濃度と体内の脂肪分解の割合を表したものです。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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インスリンの血中濃度が低い状態では、沢山の脂質をエネルギーとして使うために分解していることがわかります。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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このインスリン濃度の違いは一体どういう事なのでしょうか??
  FAT ADAPTATION
それには:
  FAT ADAPTATION
「インスリン耐性」
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という言葉が次の重要なキーワードです!
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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例えるなら「頭痛と頭痛薬の関係」に近い感じです。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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頭が痛いので頭痛薬を1粒飲みます。
それからちょくちょく頭痛がする時に同じ頭痛薬を飲んでいると、1粒では薬の効果を感じなくなります。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
なので、今度は同じ程度の頭痛でも2粒飲むようになります。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
これが「耐性」というもので、身体は様々な刺激に対して「慣れる」事、その刺激に対しての耐性を高めて行く能力が備わっています。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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インスリンと血糖値の関係も同じで:
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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ある一定の血中ブドウ糖の濃度が高まるとある一定量のインスリンが分泌されて、ブドウ糖が細胞に吸収されていたのが、食間のスナッキングが多く、食事の摂取頻度が増えたり、食事の量が高まるにつれて、より多くのインスリンの量が必要になり、いつのまにか常に血中のインスリン濃度が高い状態になってしまいます。
*年齢が上がると共に多くの人に同じ症状が見られるようです。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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そのインスリン耐性を正常に戻す事が FAT ADAPTATION のはじめに必要なことになります。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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実際にどのようにそのインスリン耐性を正常にもどすのか? ですが。。。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
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以下の図は食事のタイミングとインスリンの血中濃度を表しています。
上の図では朝食、昼食、夕食の間にしっかりとインスリンの濃度が下がっているので、蓄積されている脂肪(もしくはグリコーゲン)が分解されてエネルギーになっていますが、下の図ではインスリンの濃度が十分に下がるタイミングが無く、常に解糖型(無酸素)のエネルギー代謝になっています。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
この場合、なかなか脂肪の燃える体になりにくく、エネルギー効率の良い状態とは言えません。
その状態を変えるには、食事の間をしっかりと空けて、インスリンの濃度がしっかり下がる時間を作ることを心がけましょう。
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION

もしくは
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION

目安として、1日に10時間から15時間程度のFASTING時間をとることを心がけましょう
*Fasting= インスリンの分泌が行われる食事を取らない時間
  FAT ADAPTATION
例:
  FAT ADAPTATION
朝食 午前9時
  FAT ADAPTATION
昼食 正午12時
  FAT ADAPTATION
夕食 午後6時
*夕食から次の朝食まで15時間
  FAT ADAPTATION
or
  FAT ADAPTATION
朝食 午前8時
 ー MCTオイルとコーヒー
 ー インスリン分泌の無い脂質のみ
  FAT ADAPTATION
昼食 正午12時
 ー 通常の食事
  FAT ADAPTATION
夕食 午後9時
 ー 通常の食事
*夕食から次の朝食まで15時間
  FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
上の方法だと、夜ご飯を午後6時に食べなければいけないので、仕事をしている方だとなかなか困難。
でも、下の方法だと朝食に脂質を摂ることで、お昼まで高い集中力を保つことができます。
 FAT ADAPTATION
  FAT ADAPTATION
まずこの方法を4週間続けることで FAT ADAPTATIONの準備を整えましょう!