主にベースレイヤー(素肌に着るシャツ)で使われる素材には以下の3種類があります。
シャツの素材
1: 化学繊維 (ポリエステル等)
石油由来の合成繊維
2: コットン (綿)
自然由来のセルロースを主成分とした繊維
3: ウール (メリノウール)
自然由来のたんぱく質(ケラチン)を主成分とした繊維
スポーツのシーンでよく使われるのは主に:
1: 化学繊維
3: メリノウール
2: コットンは保水性が高く、乾きにくいため、スポーツの環境ではあまり使われることは少ないです。
*稀に砂漠レースなどの高温で乾燥した環境では乾きづらい性能を利用して体温上昇を防ぐためにコットンシャツを推奨している場合もあります。
それぞれの生地には特徴があり、その良い点と同時に悪い点があります。
以下はその代表的な例をあげます。
1: 化学繊維
メリット
ー軽い
ー強度が高い
ー乾きやすい
デメリット
ー匂いが気になる
ー肌との摩擦がきになる
3: メリノウール
メリット
ー肌触りが良い
ー汗冷えしにくい
ー匂いがつきにくい
デメリット
ー化学繊維に比べて乾きにくい
ー強度が劣る
左)一般的なウール 中央)化学繊維 右)メリノウール
☆ストライドラボではランニング用にウェアとして「メリノウールシャツ」をお勧めしております。
その理由は:
ストライドラボで取り扱いのある「アイスブレーカー社」のメリノウールは、そのデメリットである強度と乾きにくさを解決するために、縫製技術と特殊な極細のメリノ繊維を採用しています。
これからの季節のランニングや、様々なアウトドアアクティビティーに抜群の機能を発揮してくれます。
アイスブレーカー社のシャツの中でもお勧めなのが
「OASIS LSクルー」目付(200gm/m2)
**メリノウール100%**
マーケットでも極めて少ないメリノ100%のシャツをつくっているのはアイスブレーカーの特徴。
100%メリノシャツの難しさは、着心地に影響する「ストレッチ性」と「シャツ自体の強度」が保ちにくいところです。そのため、ストレッチ性能を高めるためにポリエステル系の繊維を混ぜたり、様々なことをして、デメリットを解消する努力をしております。
しかしながら、この「OASIS」はメリノウール100%使用しながら特殊な縫製技術で「メカニカルストレッチ」という機能を持たせ、脱ぎ着するときも、運動中も着心地が良いようにデザインされています。
*「メカニカルストレッチ」とは:縫製方法によってストレッチ性を出しているために、長年着続けても生地が「ダレる」ことがないハイクオリティーな縫製技術です。
*Icebreaker*
OASIS LS 200 ¥9800+税
実際に雨の中、山で行動するときには防水のシェルを着て行動すると汗の蒸れで中のシャツがびしょ濡れに夏ケースがありますが、私はアイスブレーカーのシャツを着て、そのまま行動します。濡れたときのウールの保温性を利用して、運動量を高くキープしたまま行動できるので、雨によるスピードダウンをすることも最小限に抑えています。また、目的地に着いたときに透湿性の高いジャケットを羽織る事で、体温を使って中のシャツを乾かす事もできるくらい乾きも良くできています。
夏も冬もメリノの種類を使い分ける事で1年中使えるのでシャツはほとんどメリノウールで行動します。
これからの季節は特にオススメなシャツです。