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よりファットアダプテーションするには・・

ど=も店長です。

前回の続きです。

ファットアダプテーションされた体は、体に備わった脂肪(脂質)から効率よくエネルギーを使えるので、レース中の補給する回数や量が段違いに減りました

と前回書きました。

ジェルだけで1時間に2個摂り続けたランナーさんと

22時間で6個しか摂る必要がなかった店長

ジェル売ってていうのもアレですが、ジェルそんなに持たなくても走れる体になればジェル代を相当節約できます♫

 

さて、ファットアダプテーションされた体になったと思う!とか自分で思ったことはありませんが、結果的にそうなっていたのかもしれないとレースが終わって感じました。
ただ、CHIMERA EVERYDAYを摂取すればいいわけでなく、基本的なエンデュランススポーツの”考え方”を知っておく必要があります。

 

いつしか書いたことがあるAT値とAeT値について
言葉は難しいので覚えなくていいので、心拍数にある一定のラインが引かれることに注目して図を見てください。

運動中の心拍数とエネルギー源が何で主に作られているかを表した図です。

AT値と呼ばれる心拍数(人によって差があります)を仮に170回/分とし、AeT値を120回/分とした図です。特にファットアダプテーションされていない人の場合、心拍170を超えた運動をすると、エネルギーの100%が糖質(いわゆる炭水化物)から作られることになります。(人によって多少違います)

例えば、山の登りでどんどん心拍が上がっちゃうのに無理しちゃう人や、フルマラソンで突っ込みすぎて後半ガクッとペースダウンしてしまう人の中には、糖質で作られるエネルギーがどんどん枯渇してしまう人がいます。糖質を補おうとすると、何か糖質を入れなきゃいけない→枯渇→糖質補給→の繰り返しで胃腸や肝臓に大きな負担がかかってしまいます。

今度は、AeT値(1番効率よく脂質からエネルギーが作られる値)と呼ばれるラインと、AT値の間で運動をした場合、脂質から作られるエネルギーの割合が高いため、補給が少なくても長く運動が続けられます。
※編みかけで示したゾーンです

 

なので、この120で記されたAeT値と170で記されたAT値の幅を広げてあげるトレーニング(LSDやインターバルなど)を行っていくと、脂質をエネルギー源とする運動時間が長くなります。

トレーニングで脂質をエネルギー源とする運動の割合を高めたいなら上記のようなことを念頭に練習をするといいことになります。

 

 

また、ファットアダプテーションされた体の方は、

その一歩先を攻めることになります。

AT値(図で言う心拍170)を超えた状態で運動をしても、脂質をエネルギー源とする運動をできる人がいます。

例えば、お隣でトレーニングを教えているTREATの矢田夕子さんは、安静時において、一般の人よりも44%も脂質をエネルギーとして利用できています。

常人の戦闘力が100だとしたら144ってことですね、恐ろしい^^;

 

※この44%というのはお隣TRAETさんで『呼吸商』と呼ばれる数値を計測でき、安静時における体内のエネルギー代謝の比率を知ることができます(RMRと記載されている項目です)
→TREATさんで計測したい人はコチラ

 

そもそも運動能力も高くてAeT値とAT値の幅も、一般の人より圧倒的に広い上に、安静時でそれだけ脂質を使っているのだから、運動中のエネルギーをいかに脂質から作り出せるかというのがわかりますね。

そういった体質にしていくのが、

CHIMERA EVERYDAYです。

成分や摂取方法、摂取のタイミングは次回に書くとして、大事なことなので、まとめます。

 

体に備わった脂肪(脂質)を効率よく使える体にするためには、

1、トレーニングでもできる

2、CHIMERA EVERYDAYでもできる

3、合わせ技が1番効く

ということを覚えておいてください✨

 

では、次回、いよいよCHIMERA EVERYDAYに迫って行きたいと思います♫

 

→CHIMEA EVERYDAYを買う

 

 

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STRIDE LAB

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2018年12月の予定

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山の補給学

どうも副店長です。
ストライドラボではトレイルランナー、ウルトラランナーやハイカーなど、長時間動き続ける人たちのために必要なニュートリション(行動食)を沢山用意しています。
脂質をエネルギーに変換する能力を高めることがとても重要なんです。
通常、安静時にエネルギーとして「糖質」と「脂質」を効率よく利用して基礎代謝を保っています。ただし、その割合には個人差があり、人によっては安静時でも糖質代謝が優位になってしまい、蓄えられた脂肪の燃焼もうまくできなく、また脂質代謝系のエネルギーが使いにくいと、乳酸の除去も遅れてしまう場合があります。
逆に安静時の脂質代謝が上手にできる身体になると、体に蓄えられた脂肪細胞からエネルギーをコンスタントに得る能力が高くなるので、より有酸素性の運動をし易い身体になります。
炭水化物(糖質)はとても重要なエネルギーの元であり、摂取してからエネルギーに変わるまでのスピードが速いので、補給栄養素としてはありがたいものなのですが、身体の中に蓄えられる量が少なく、頻繁に、また沢山補充しなくていけません。
それに比べて脂質は身体の中に沢山蓄積できて、少量でも大きなエネルギーになるので、糖質ほど頻繁に取る必要はありません。ただし、脂質の吸収は遅いので、摂取したあと時間をかけてエネルギーになります。
例えるなら糖質は「財布」の中の「お金」
=使いたいときにポケットから出してすぐにでも使うことができるけど、財布の中に入れておける金額はある程度決まっていて、それ以上が必要なお買い物はできないことがあります
脂質を例えるなら「銀行」
=沢山のお金を蓄えて置けるけど、いきなり必要になってもすぐにつかうことはできません。
この両方のお金を上手にやりくりできるようになることで、滞りなく生活ができるようになりますね(笑)
運動中も同じで:
急な坂を高い強度で走らなければいけないときは、手元にある糖質でエネルギーを得る必要があり、そのエネルギー量には限界があるので、高い強度で走り続けてしまうとやがて枯渇して足が止まってしまいます。
それに比べて、フルマラソンの前半から中盤にかけてや、ウルトラマラソンのような長時間のレースでは、糖質(お財布)と脂質(銀行)をバランス良く使いながら走り続けることで、長時間安定したエネルギーを出力し続けることができます。
このように「バランス良く」エネルギーを使える身体を作るにはどうしたら良いのか???
まずはじめに必要なことは普段から脂質のエネルギー代謝を高めること!
普段は糖質ばっかりの食事をして、エネルギーも糖質ばっかり使っている場合、運動中にいくら脂質を補給してもエネルギーとして利用することは困難です。
なので、ストライドラボがおすすめするのは毎朝脂質を少し(6gから20g)くらいを摂ることで、ふだんから脂質代謝できる身体をつくりましょう。
はじめに6gくらいから初めて、慣れてきたらだんだん量を増やしていきましょう。
☆人によっては脂質を取りすぎるとお腹を下すかたもりますので、すこしづつとりはじめましょう
ストライドラボスタッフはいきなり20gでも問題ありませんでした(笑)
今回新たに加わるのが:
中鎖脂肪酸をヨーグルト味で調整して、食べやすいゼリーに加工した商品
1本あたりの質量はたったの15gですが、そのうち6.2gが中鎖脂肪酸。カロリーは60Kcal。
おすすめポイント:
1  ヨーグルト味でおいしく食べやすい
2  軽量で高いカロリー
3  ベタつきのないものなので、扱いやすい
* 中鎖脂肪酸ってなに? *
 ー炭素鎖が8−12の脂肪酸
 ー中鎖脂肪酸は腸で吸収されたあと、門脈を通ってすぐに肝臓に運ばれ、血液中に入ってエネルギーに変わることができる。
  長鎖脂肪酸は腸で吸収されたあと、リンパ、静脈を経て時間をかけて脂肪細胞として蓄えられる。
  中鎖脂肪酸は肝臓へ届くスピードが速く、エネルギーとして利用しやすい脂肪酸。
中鎖脂肪酸を毎朝摂る理由
 ー脂質代謝を高める
  *血中のケトン体を増やす事で、糖質の吸収を抑える
 ーグリコーゲンの枯渇をおくらせる
  *継続的に中鎖脂肪酸を摂取する事で、グリコーゲンの消費を抑え、持久スポーツ時のパフォーマンスを高める
スポーツ専門店でお客様にオススメする理由
1: 普段から摂取する事でエネルギー効率の高い体を作れる
ー摂取する栄養素の割合の中で、良質な脂質を増やす事で、安静時、運動時のエネルギーを体脂肪及び、摂取した脂肪酸から得ることができると、安定したパフォーマンスを維持することができる。
2:行動中のエネルギーサプリメントとして
ー一般的に手に入る行動食は糖質(炭水化物)が殆どのエネルギーを占めているので、脂質に比べてインスリンの反応が急激なことに加え、脂質に比べて摂取量が倍以上のボリュームになってしまう。
ー炭水化物1g=4Kcalに対して脂質1g=9Kcalなので、摂取ボリュームを半分以下に抑えることができるので、内臓への負担も劇的に減らす事ができる。また、携帯しなければいけない行動食の重さも半減できる。
今回はここまで。
長い文章を最後まで読んでいただいてありがとうございました。
店長からは短くわかりやすく書くように言われているのですが、、、、まだ文章力が無く、このザマです、、。
次回はもっとわかりやすく書きます!