ランニング用パワーメーター STRYD〜第1章 用語について〜

5月ころから情報を発信しているランニング用の
パワーメーター
「STRYD(ストライド)」
仕事が落ち着いてきたため、
めちゃくちゃ詳しい副店長と
夕子先生に追いつくべく、
使用を開始いたしました。
販売開始の時の記事はこちら
 
正直なお話をすると、副店長と夕子先生が専門的な分野です。
店長はどちらかというと、お客さんと同じ目線で
何がどうなのかという視点でSTRYDを見ていきます。
 
さて、さっそくですが使ってみました。
画像の波形を見ていただくとわかるように、
インターバルを行いました。
そう、先週末の土曜日の夕子練です。
 
この日は200mのインターバルで、
レストを40秒で行いました。
上記のペースや心拍数、
ピッチなどはパワーメーターがなくても
表示されますので割愛します。
 
ここからが本題です。
1、Power(Watts)
 ランニング中の’出力をワット数で表せます。
 今回は1番ワット数が高くなっているインターバル走の加速時の出力を見ていきます。
数値が397Wattsと表記されています。
この数値がいいか悪いかはここではスルーします。
※ランニングの効率を考えれば、同じ速さで走った時に、
 この出力が低い方が効率の良い走り方である
と認識しておけばわかりやすいと思います。
 
 
2、Cadence(SPM)
 1分間に両足が地面に着く回数を表しています。
図ではRPM(片足の接地回数)になっていますが、一般的に普段ジョギングなどをしたりする時に、ケガをしにくい走り方をしようと思った場合、SPM175〜185前後くらいを目安に走れるとベター(今回はインターバルなので数値がそれよりも高いのは問題ない)と言われています。
 
 
3、Ground Time(足部接地時間)
こちらは、150ms〜300ms
わかりやすく書くと、地面に足が着いてから
離れるまで、0.15秒〜0.3秒がいいとされています。
接地時間が長いとバネを使った走り方にはなりません。
4、Vertical Oscillation(体全体の上下動の幅)
 こちらも平たく言うと体の上下動です。
8cm〜14cmが良いとされています。
よく「上下動をせずに目線を一定にして走ると良いですよ」とアドバイスされるランニングコーチの方もいますが、上下動が少なければ必ずしもいいわけでもありません。
歩くような走り方の人(腰を落としてすり足で走るような人)などは、体の上下動は少ないということになりますが、体のバネを使った走りはできませんね。
5、Form Power
 ランニングの動作は上下・左右・前方向へと
大きくわけて3つの方向に力が働きます。
Form Powerというのは、足が地面に接地した時の前方向以外の左右のブレや上下動のエネルギーのこと。
平たく言うと、ランニングフォームを維持するために使用するパワーのことを指します。もちろんランニングの動作上はありえませんが、全て前方向へ推進力が働けば、Form Powerはゼロということになります。
6、Leg Spring Stiffness(一歩一歩の反射能力)
 この数値が低いと、筋肉に頼った走り方になってしまい、
腱反射と言われる(いわゆるバネを使って走る)走り方が
できません。
※このLeg Spring Stiffnessは重要な数値。
 必ずまた出てきます。
・・・とここまで色々記載してきましたが、
この数値を知っただけでは、
効率のいい走り方にはなりません。
これをどのように活かすかが重要ですが、
それがわからなくて「STRYD」を導入することに
抵抗がある人が多いように感じました。
この数値をどう認識してトレーニングしていけばいいか、続きは第4章で書いていきたいと思います。
第2章は己の実力を測るFTP測定です。

TORIN3.0 入荷しました!

待望のTorin3.0がバージョンアップして入荷いたしました。

Torinは本国アメリカのALTRAシューズの中で

最も選ばれているシューズです。

今回の変更点は主に3つです。

1、アウトソールのパターンの変化

2、クッション性の向上(ミッドソールの変化)

3、通気性アップ(アッパーの変化)

中でも1番の変更点は

アウトソールのパターンの変化です。

細かいようですが、

実はものすごく重要なアップデートですので

よ〜く読んでください。

ご覧のとおり、パターンが変化しています。

具体的に言うと、

足が地面から離れる時に、

母子球のところが屈曲しますね。

そう、こんな感じに。

それが、今までは母子球よりもやや前の方が

屈曲していたんですが、今回のアップデートで

しっかりと屈曲するポイントが合うようになり

ました。

こちらの画像は、同じくらいの力で、

指先を反らせた状態です。

このくらい、アウトソールのパターンが

変わると、指先の動きが変化します。

小さいようで大きな変化。

個人的なお話をすると、

私の足の指はすごく長いんです。

そうすると母子球の屈曲するポイントが

他の人よりも土踏まず側にくるんです。

今まで、屈曲ポイントが合わず、

若干足の動きと比べて靴が遅れてついてくる

感じがしていたのが、

バージョンアップしてストレスなく走れるように

なりました。

足の指が長くない人(別のスタッフ)も、

もちろんぴったり合っています。

他にも、Torin2.5と左右履き比べると、

ミッドソールが柔らかくなっています。

感覚的にも柔らかいですが、

特殊な工具でその硬さを測ったところ、

数値的にも違いました。

先日、日光ウルトラで矢田夕子選手(夕子先生)

に先行でお試しいただいたところ、通気性の良さと

クッション性が上がったことに触れつつ、

レポートをALTRAのFacebookページにいただきました。

STRIDE LABでは、写真のグレー/ライムのカラー

だけが先行で入荷しています。

まだ届いていないレディース分も届きましたら

追加でご連絡いたします。

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