簡単に言うと,腸脛靭帯は腰の外側から膝の下やや外側に付着しています。(画像参照)
腸脛靭帯炎は最も一般的なランニング障害であり,
だいたい膝の外側や臀部に痛みが現れます。
原因:多くの場合,腸脛靭帯炎は人工的な路面での下りや平地のランニング,
オーバーストライドや過度のヒールストライクによって生じると考えられています。
ほとんどの腸脛靭帯炎のランナーは,中殿筋と小殿筋(臀部を安定させる筋)と比べ
大腿四頭筋が強すぎます。臀部が緊張を保てず,膝を横切る腸脛靭帯はさらに緊張を
増し,よく見られる膝外側の痛みを生じます。
よくあるシナリオ
1)ランナーが店にやってきて,下り坂主体のレースや平坦なコースでの長距離走から数日後に生じた腸脛靭帯炎の痛みに愚痴をこぼしている。大抵,これらのタイプのランニングは大腿四頭筋をより使用し,筋のアンバランスを悪化させ,腸脛靭帯の痛みを出現させます(このシナリオは以下の2と組み合わさることがほとんど)。
2)オーバーストライドもしくはヒールストライク,特に下り坂を速く走るかスピードワークを行っている。